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○谷川岳の概要

 谷川岳は群馬県と新潟県の県境に連なる谷川連峰の中心に位置する岩壁に囲まれた山です。谷川連峰とは谷川岳を中心に、清水峠から三国峠までの上越国境の山岳をさしています。谷川岳の標高は1,963mと2000mに及びませんが、その地理的特性から、北西の季節風による多くの積雪をもたらし、群馬県内の豪雪地域となっています。
 新潟県側と群馬県側では地形の構造が異なり、新潟県側はチシマザサに覆われた比較的緩やかな傾斜地に囲まれており、平標山(たいらっぴょうさん)から仙ノ倉山(せんのくらやま)、万太郎山(まんたろうやま)にかけては、標高差の少ない稜線が続いています。一方、群馬県側は一ノ倉沢やマチガ沢などに代表される切り立った岩壁が続き、その山容は北アルプスを思わせる山岳景観となっています。

○地形の概説

 谷川連峰の地形を形成してきた歴史は不明な点が多いが、谷川岳山頂部に露出する結晶片岩類は、古生界の堆積岩が変成したものと考えられている。この変成岩作用は白亜紀末の花崗岩(須田貝花崗岩)の接触変成によるものと思われ、この花崗岩の貫入とほぼ同時期に超塩基性岩類の活動もあり、これら両岩類は塩基性岩により貫かれている。また、これらは新第三紀の下部中新世の礫岩層に覆われている。第三紀中新世末になると輝緑岩や大規模の石英閃緑岩の貫入なごがあり、白亜紀末から花崗岩の貫入により始まっていた造山運動は第三紀中新世中期頃には一旦おさまり、沈降運動へと変化したが、やがて中新世末になると大規模石英閃緑岩、輝緑岩などの貫入があって、造山運動は最も激しさを加えた。第四紀洪積世に入っても造山運動は続き、隆起量や山体を構成する岩石の状態により浸食作用が異なり、ほぼ今日の山塊に分かれていったと考えられる。なお、谷川連峰の地形的な特質として大きく取り上げられるべきは、山稜の非対称性である。とくに武能岳から谷川岳の間は稜線がほぼ南北に連なり、谷川岳から平標までは、稜線がほぼ直交して東西方向に延びており、また、前者は稜線東面が急崖となり、後者は比較的なだらかな斜面となっている。この直交は明らかに基盤岩類やその構造に大きな差異があると言える。