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今日の谷川岳 |
ホームページが移行します。→https://www.pref.gunma.jp/01/g35g_00213.html 2022年5月26日(木) 晴れ センター前 11℃(5時) 昨日に引き続きよく晴れた朝となっています。午後から明日にかけ下り坂の予報が出ています、天候の変化に十分ご注意ください。 下山を視野に入れたペース配分を心がけましょう。 21日(土)より天神平峠リフトが運行開始となりました。 指導センター先の国道291号線は冬期閉鎖が解除されました。 一ノ倉沢の新緑と残雪の絶景ハイキングがお勧めです。一ノ倉沢出合のトイレも使用可能になりました。 新道(河原沿いの道)は残雪と渡渉あり(雪解けで水量多め)。経験者向きです。 肩ノ小屋直下の残雪の急斜面は硬い雪が出てきており10本以上の長い爪のアイゼンが必要です。 稜線の日当たりが良い所は夏道が出ましたが、まだまだ登山道は雪があります。各コース雪と岩や土のミックスとなっている所もあります。特に天神尾根はロープウェイ〜熊穴の避難小屋まで要注意です。アイゼン、ピッケルなどの滑り止め必携。 天神尾根で滑落事故が連続しています。天神尾根は他のコースと比べて残雪が多いルートです。 熊穴沢避難小屋付近の雪上のトラバースで転倒すると数十mの滑落につながる場所(下部には崖や立ち木あり)で気が抜けません。山側斜面にピッケルを刺して通過して下さい。 西黒尾根は氷河跡周辺に雪渓あり。残雪の距離は短いものの転倒すれば滑落しますので通過の際は充分注意して下さい。 巌剛新道は雪渓が多くまだ危険な状態です。上部は急斜面のトラバースが数ヵ所あり滑落の恐れあり。崩壊地では上部から落石、落雪の危険もあります。 白毛門は山頂まで残雪は残り僅か。笠ヶ岳には多く残っているので朝日岳方面や馬蹄形ではアイゼンが必要です。 天神尾根は初心者でも登れると紹介されている事が多いですがそれは夏山の登山道を指しています。 今の季節はピッケルやアイゼンを持たない登山者は非常に危険です。特に週末などに装備不足の人を見かける事があり引き返すよう指導したり注意喚起しています。 初心者に多いですがチェーンスパイクや簡易アイゼンなど爪の短い物では天神尾根でも下りで滑落の危険あり(肩の小屋手前は急斜面です!) 天候の急変に対応できる装備で入山してください。 暖かい飲み物、薄いダウンやフリース等の防寒装備、サングラス、日焼け止めは必携です。 肩ノ小屋は5月1日から営業を開始していますが荷上げなどで小屋番が不在の可能性もあり、宿泊予定の方は事前予約が必要です。 熊穴沢避難小屋は利用可能です。 茂倉岳避難小屋、一ノ倉岳避難小屋は雪に埋まって使用出来ません。 登山届を出さない人もいるようですが万一の際の迅速な救助のため、また救助隊のリスク軽減のためにも計画書(登山届や登山カード)は必ず提出して下さい。 一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届はFAXやメールでは受け付けておりません。 一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意下さい。 |